No.171 ■ 保湿と肌のバリア機能を高めるセラミドを増やす食品とは?-zas(smp)

 
  肌内部の水分保持力と肌のバリア機能をキープする働きをしているといわれるセラミドですが、減少してしまうと乾燥を招き、さまざまな肌トラブルに繋がる可能性があります。

セラミドを体内で増やすには、食事から摂取することが大切だといわれています。

セラミドを含んでいる食品が肌にもたらす影響として、腸内で吸収され、スフィンゴシン、糖、脂肪酸などに分解されて、スフィンゴシンが角質層に作用してセラミドの生成を促し肌の水分保持力をキープしていると考えられています。

また、1日に必要とされるセラミドの量は600μg(マイクログラム)といわれていますが、胃腸での消化吸収率を考慮すると、排出されてしまうことを踏まえて充分に摂取する必要があります。
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  ★ セラミドを豊富に含んでいる主な食品とは?

こんにゃく芋、米(米ぬか)、小麦(小麦胚芽)、大豆、牛乳、「黒色」の食品 (例…黒豆、小豆、ひじき、わかめ、黒胡椒、コーヒー、紅茶、そば、ごぼう、など)

特に、こんにゃく芋には、米や小麦などと比べて7~16倍程度多くセラミドが含まれているといわれています。

また、「黒色」の食品にはセラミドを多く含むものが比較的多いといわれています。


★ 1日に必要なセラミドの量である600μg(マイクログラム)に値する食品の量とは?

( 例として )
生芋こんにゃく…半丁程度
白米…茶碗25杯程度  
玄米…10杯程度
小麦…パスタで3皿分程度

消化吸収するうえで排出されることを考慮すると、さらに多く摂取する必要があるため、食品のみでの摂取が難しい場合は、サプリメントなどで補う方が効率的かもしれません。


★ 体内でセラミドの生成を促す働きをする食品とは?

1: 血流を促す働きをする
「白い色」の食品 たまねぎ、じゃがいも、里芋、白菜、キャベツ、カリフラワー、など 血流が促されると、セラミドが分解されて出来るスフィンゴシンを効率良く皮膚に運ぶ働きに作用します。

2: 抗酸化作用のある緑黄色野菜
呼吸して体内に入った酸素の一部は活性酸素になり、細胞の働きを滞らせセラミドの生成を妨げる存在になります。
しかし、緑黄色野菜は、活性酸素を撃退する抗酸化作用に優れた食品であるといわれています。

3: ターンオーバーを促すビタミン類や栄養バランスの良い食事
セラミドはターンオーバーの働きにより生成されるため。


間違っているケア方法では、悪化してしまう可能性もあるので、正しい方法でケアをして傷跡を残さないようにしましょう。
また、症状に改善が見られない場合は、早目に医療機関に受診することをおすすめします。