No84 ■ 正義の味方・ストレスホルモンが肌荒れを招く?-zas(smp)

 
  新しいシーズンを迎えると、学生は入学や進級、社会人は就職や転職・転勤などと生活環境の変化によるストレスを抱えている人が多くなる時期です。

ストレスが原因となり睡眠不足や食生活の乱れなどによって、肌のコンディションにも大きく影響及ぼしてしまうことがあります。
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  ★ ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールって?
  ストレスを感じると、自律神経の一種である脳の交感神経が興奮状態になり、副腎皮質で分泌されるストレスホルモンのひとつ・コルチゾールが分泌されます。

これにより、血糖値が上昇し、脳のエネルギーを確保してストレスと戦うという働きがあります。

コルチゾールは体の機能を保つために必要なものですが、その反面、過剰なストレスなどが原因で分泌量が増えすぎてしまうと、高血糖による糖尿病、肥満、心筋梗塞などのリスクを高める可能性があります。

化粧水をたっぷりと使ったことで、保湿だと勘違いしてしまうと、乾燥を防ぐことはできません。

正しい保湿ケアは、肌内部の水分を閉じ込めて離さないようにすることです。
そのためには、乳液やクリームの油分で肌表面に膜を張り保護することが大切です。

乾燥肌タイプは、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの含まれた肌の保水力を高める成分が配合されているものがおすすめです。
 
 
  ★ コルチゾールの過剰な分泌による肌への影響
  コルチゾールは男性ホルモンの分泌を増やす作用があるため、皮脂の分泌が活発になり、脂性肌を招いてニキビの原因となる可能性があります。

他にもコルチゾールは、免疫力を低下させるという症状を引き起こすので、新陳代謝やターンオーバーを低下させてしまい、排出されずに古くなった角質が肌表面に残り、毛穴を塞いで皮脂がたまるという悪循環をおこしてしまいます。

すると、肌本来の持っている保湿力が低下して乾燥を招いて、皮脂の分泌が過剰になりニキビや肌荒れなど原因になってしまうのです。

さらに、コルチゾールが過剰に分泌されると、肌や体のさまざまな組織を修復し再生する働きを持つ成長ホルモンの分泌を抑制してしまいます。

成長ホルモンは主に眠っている間に多く分泌されますが、睡眠不足で体調が悪くなったり、肌荒れを引き起こすのは、成長ホルモンが十分に分泌されていないことが原因になります。
 
 
  ★ まとめ
  とは言っても、ストレスと戦うストレスホルモン(コルチゾール)は体にとって必要!

過剰に分泌しないようにするためは、適度な運動やリラックスできる時間を作るなどの工夫をして、ストレスを溜めこまないようにすることが、ニキビや肌荒れを防ぐことにも繋がります!人間の身体って不思議ですね。