No136 ■ 肌のために必要な栄養素とその働きとは?(2:必須脂肪酸)-zas(smp)

 
  健康な肌を維持するためには、肌の新陳代謝といわれるターンオーバーを正常に機能させることが大切です。

また、体内の細胞の新陳代謝と血液循環は密接な関係にあるので、血液がサラサラであれば新陳代謝の活性化を促して、ターンオーバーを高めることに繋がります。
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  ★ 血液をサラサラにする栄養素「必須脂肪酸」の働き

必須脂肪酸は人間の体内で生成できない脂質の一種で、皮膚をはじめとした細胞膜の生成に必要な栄養素のひとつであり、細胞の再生を正常に行い、ターンオーバーを促す働きをします。

必須脂肪酸は、大きく分けると「オメガ3脂肪酸」(アルファ・リノレン酸系)「オメガ6脂肪酸」(リノール酸系)の2種類に分類できます。

特に、オメガ3脂肪酸には炎症を抑える抗酸化作用があり、ターンオーバーを正常に促すほかにもニキビや肌トラブルを防ぐ働きをします。

さらに、同じく必須脂肪酸の一種であるEPA(エイコサペンタエン酸)という、青魚に多く含まれている栄養素は、生活習慣病などの予防、改善効果や血液をサラサラにして血液循環を促す働きがあります。



★ EPA(エイコサペンタエン酸)の肌への働き

EPAの働きによって血液をサラサラになることで、新陳代謝が活性化してターンオーバーが促されるのでニキビや肌トラブルを招きにくくなります。


■ 抗酸化作用で炎症を抑える

EPAには抗酸化作用があり、皮膚などの炎症を抑える働きや、免疫力を高める効果があるので、ニキビや肌トラブルを改善することが期待できます。


■ ストレス緩和効果

肌トラブルの原因のひとつとなるストレスですが、活性酸素を増加させて皮膚細胞にダメージを与える可能性があります。

本来、活性酸素は細胞を保護する役割があるのですが、増えすぎると反対に作用して細胞を攻撃してしまいます。

しかし、EPAには精神や情緒を安定させる作用があるので、肌トラブルの原因となる活性酸素の増加を防ぐ働きがあるのです。



★ EPAを多く含んでいる青魚

いわし、かつお、まぐろ、さんま、アジ、サバ、など。

EPAは青魚の油に多く含まれているため、調理方法によっては20~50%以上が失われてしまうので、 お刺身で食べた方がEPAを多く摂取できるようです。

さらに、体内でのEPAの酸化を防ぐために、 ごま、緑黄色野菜などを一緒に摂るように心がけよう。