No.199 ■ ニキビができるメカニズムを知って予防しよう!-zas(smp)

 
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  ★ なぜニキビができる?

ニキビの始まりとなるのは、古い皮脂や角栓が蓄積し、 毛穴詰まりを起こすことです。

毛穴に詰まった皮脂を栄養として増殖した 細菌が炎症を起こし、ニキビとなって発生します。

通常、肌に存在しているといわれる 「皮膚常在菌」のひとつにニキビの原因といわれる「アクネ菌」があるのですが、酸素があると活動できない細菌のため、皮脂や角質の蓄積している毛穴の奥で皮脂を栄養として増殖し、皮脂を角栓に変えます。

さらに、角栓が紫外線や空気中の酸素に触れると 皮脂が酸化して、 「過酸化脂質」というものに変化し、体が拒否反応を起こすことで炎症が起き、ニキビになります。

また、進行すると 毛穴から膿が出て炎症が広がり、肌内部の深い部位にもダメージが残ってニキビ跡が残ってしまう場合もあります。



★ ニキビにはいくつかの種類がある!

炎症が起きる前のニキビには大きく分けて3種類あり、炎症が起きた後は3段階の症状があります。

1.炎症が起きる前のニキビ

1:毛穴が狭くなり、皮脂や角質が詰まった状態で、目視してニキビと確認できる段階ではありません。

2: 毛穴の表面で皮脂が詰まり、アクネ菌が増え始めます。
注意深く見ると、先端が白い小さな点となって目視できる「白ニキビ」といわれる段階です。

3: 毛穴の中で皮脂が詰まり溢れ始めると、毛穴が開き皮脂が空気に触れて酸化し、「黒ニキビ」といわれる段階になります。


2. 炎症を起こした後のニキビ

1:「白ニキビ」「黒ニキビ」が進行して悪化すると、炎症を起こして一般的に「ニキビ」と呼ばれている「赤ニキビ」といわれる段階になります。
毛穴の中の皮脂を餌にしてアクネ菌が繁殖し、炎症を起こして腫れや痛みを伴い、ニキビ跡が残る可能性もあります。

2:炎症が起き腫れあがったニキビが悪化すると、膿が溜まり「黄ニキビ」といわれる段階に
なります。

この状態まで悪化してしまうと、アクネ菌だけではなく、皮膚炎の原因になる黄色ブドウ球菌が繁殖し放置してしまうと炎症が広がり、毛穴の周囲まで拡大する場合もあります。

また、ここまでくるとクレーター状のニキビ跡が残ってしまう可能性もあるので、早目に医療機関に受診することをおすすめします。

3:毛穴の深層部に膿と血液が溜まりしこりになる「紫ニキビ」といわれる段階になります。
この状態まで進行してしまうと肌内部のダメージも大きくなり、「黄ニキビ」よりもさらにニキビ跡が残る可能性が高くなります。
   
  夏は乾燥に対して無防備になりがちなので、肌の状態を良く見極めて夏に適した保湿ケアを行うことが大切です!