湿気の多い梅雨に入る脂性肌の方は、特に悩ましい季節となるのではないでしょうか。
外気の湿気が加わりますので、さらにじとじとしてしまって、テカリが気になってしまうと思います。

そんな悩みから、スキンケアはできるだけ余計なものを使用しないシンプルケアになりがちで、
べたつきを恐れて美容液を使用しない方が多いようです。

実はこれがさらに良くない結果になるようで、そんな方こそ美容液を積極的に使ったほうが良いようです。

ただ、それ以前に「美容液とは何ぞや？」という方も多いと思うので、これを機会にちょっとだけ勉強してみましょう。

そもそも、なぜ脂性肌となってしまうのか？

それは皮脂の分泌がそうでない人よりも活発だからなのですが、その理由は「水分不足」なのです。 継続的に肌は水分不足に陥ると、水分の蒸発を防ごうと肌の防衛本能が働き、どんどん皮脂を分泌
してしまいます。

この皮脂が肌を覆うことによって水分の蒸発を防いでくれるのですが、反面、べたつきやテカリを
伴ってしまうのです。 これが脂性肌の正体なのです。

これを防ぐためには肌の水分量を適切に保てばよいわけです。
そこで保湿タイプの美容液の登場となるのです。

美容液を使うとよりテカってしまうと思いがちですが、実は全く逆で、美容液の保湿成分によって
皮脂の分泌を適切にし、脂性肌を抑えることができるのです。

それはズバリ、「セラミド」と「アミノ酸」です。

セラミドは角質細胞間皮質の成分の一つで角質層の水分量を保持する役割を果たし、
アミノ酸は天然保湿成分の一つになります。

この2つが配合された美容液を使用すると、肌の水分量を適切に保持できるようになりますので、
脂性肌が抑えられるようになるのです。

この2つの成分は加齢に伴い減少し、さらには紫外線の影響でも減少しやすい物質ですので、
普段からの使用をお勧めします。